フリー・ガイ
様々な犯罪が容認されるのが売りの大人気ゲーム、フリー・シティ。ガイは銀行員というただのモブキャラでしかなかったが、あるきっかけからモブキャラとしての役目を逸脱し始める。彼の存在はストリーマーの間で話題となり、様々な憶測が飛び交い始める。
主演はライアン・レイノルズ。主人公がデジタルな存在で人間の意図を逸脱し始めて独立行動をするというのはネタとしては古い感じもしたけれど、人工知能やらガイが独立行動を始めた理由など、意外と設定がしっかりとしている作品でした。中盤からちょっと中弛みや御都合な所もあったけれど、きっちりとそれなりの落とし所にして物語を良い感じに締めくくっているのは好感触でした。
悪意を満たすための世界を善意が影響を及ぼして賑やかすのは、個人的に好きな展開です。また終盤のストライキやラスボス的なやつの倒し方など、大反乱という割に妙に平和的だったりするのが面白いところです。
作中でちょくちょくゲーム繋がりのパロディや、ライアン・レイノルズの出演作のネタ、果てはマーベルのアレまで飛び出して来ます。なんかレディ・プレイヤー１を彷彿とさせたりなかったり。
オススメ度は４。使い古されているようで案外楽しめる内容だったと思います。王道かつ割と健全なアクションという印象。
Posted: 8 月 13th, 2021 under 2021, 映画.
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