ファイナル・プラン
ふとしたきっかけでアニーという女性と知り合ったカーターは、彼女に一目惚れする。
カーターはかつて幾つもの銀行を襲って大金をせしめてきた強盗だった。カーターは残りの人生をアニーと過ごすため、罪を償うことを決意。FBIへ自首をするものの、同じような自首をするイタズラが多かったためすぐには信じてもらえなかった。しかし担当となったFBI捜査官の二人は、カーターの指定した倉庫から実際に大金を見つけるやカーターが本物であることを確信、そしてあろうことか証拠物であるはずの金を横領を企む。だが単なる口封じで済むはずの事態は、現場にFBI捜査官の上司が現れることで一変してしまう。
主演はリーアム・ニーソン。元海兵隊の銀行強盗である主人公とカーターの金を狙うFBI捜査官二人が対決するクライムアクション。
罪を償うために自首を決意したはずが、金が発端で大事件に発展していくストーリー。展開は特に捻りはなく王道な内容で、すっきり見られる内容でした。王道過ぎてぱっと見の第一印象でどいつがどうなるが想像できてしまうのはちょっと考えものではあるけれど。
爆弾に詳しいという主人公の経歴もうまくストーリーの中に組み込まれていて、特に最後で有効に使われるのが面白かったです。原題と邦題は異なるけれど、邦題がそこら辺を意識したものらしいのも好印象でした。
リーアム・ニーソンも良い年でアクションはもう無理かと思っていたけれど、全盛期のような派手なものは出来ないもののファンタジーになり過ぎないくらいの取っ組み合いなどはまだまだ出来ている感じでした。実際本人がやっている訳ではないかもだけど。
良くない手段で手に入れた金は最後の最後まで、自分だけでなく周囲も巻き込んで不幸をもたらす、そんな印象を受ける作品です。
オススメ度は4。非常に分かりやすく、シンプルですっきりする内容の映画です。身構えず楽に見るには良い選択でしょう。
Posted: 7 月 18th, 2021 under 2021, 映画.
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